コミカレの選び方

こんにちは!トリニティバレーコミュニティカレッジ(Trinity Valley Community College)の二年生のTakutoです。

 

コミカレ、コミュニティカレッジとはアメリカやカナダの二年生の大学です。ここでは、一般教養をメインに勉強します。コミカレの成績をもとに四年生の大学の3、4年制として編入し、そこで自分の専攻について学びます。

コミュニティカレッジ(コミカレ)って何?

コミカレを選ぶ絶対的な理由!

コミカレについてはこちらにまとめてあるので参考にしてみてください!

 

僕は、高校の成績がとても高く、英語力にも自信がある人にしか、いきなり四年制大学に入学することはお勧めしません!他の記事でも言ったように、コミカレから編入した方が、よりいい大学に入れたり、奨学金がもらえたり、授業料が安くなったりといいことが多いからです。

とは言っても、アメリカの約3割の大学はコミュニティカレッジです。アメリカのそこら中にコミカレがあるので、コミカレを決める際迷ってしまうと思います。みなさんは以下の項目が気になるのではないでしょうか。

  • レベル
  • 学費
  • TOEFL
  • 立地
  • 住居

今回は、みなさんがコミカレを決める時に気になるかなって思うこれら項目と、さらに僕がトリニティバレーコミュニティカレッジ(TVCC)に決めた理由から必要だと思う項目をお伝えしようと思います。

  1. アメリカには50もの州があるので、州の選ぶのも大変です。このサイトでは基本的に州立大学への編入をもとに話しているので、編入したい大学のある州を選ぶことをお勧めします。その理由は、同じ州内のコミカレから大学に編入する場合は、ほぼ全ての単位が移行できるからです。その反面、他の州のコミカレに編入する場合は全く移行できない可能性があります。僕の友達は、テキサス州から他州の大学に編入した際、コミカレで70単位以上取っていますたが、移行できた単位は40ちょっとだったみたいです。他の友達は、他州の大学からコミカレに来る際単位を移行できなかったので、1からやり直していました。また、聞いた話によると、カリフォルニア州の単位の扱いは独特らしいので、UCLAやUCバークレーに入りたい人は、初めからカリフォルニアのコミカレに入ることをお勧めします。

  2. レベル

    そもそも、コミカレはアメリカ国民誰もが平等に教育を受ける場を与えるために作られたので、コミカレのレベルにはそれほど大きな差はありません。よくいろんなサイトで、ここのコミカレはレベルが高いから良い教育を受けられる、ここのコミカレはレベルが低いから成績がとりやすい、なんて書いてありますが、コミカレ自体のレベルはほとんど変わりません。どこのコミカレでも受けられる授業はほとんど同じなので、個人的にはレベルで選ぶ必要はないかなと思います。

  3. 学費

    コミカレの学費は場所によって本当に様々です。たくさんの日本人が留学するカリフォルニア州、ほとんどのコミカレでは一年間に100万円以上の学費がかかります。その反面、テキサスのコミカレは場所にもよりますが、授業料はだいたい60万円とだいぶ安くなっています。僕の通っていたコミカレもだいたいお同じくらいです。学費をあまりかけずに留学をしたいならテキサスのコミカレをお勧めします。

  4. TOEFL

    コミカレ入学に必要なスコアはだいたい60前後と、四年制大学入学に必要な80以上に比べると、かなり低めに設定されています。TOEFLの必要スコアが低いところだと40くらいから入れるところもいくつかあります。TOEFLの点数に応じてはコミカレの語学コース受講を条件に入学を認められる場合もあります。他には、まず語学学校に入学して、TOEFLを免除で入学という方法もあります。コミカレで語学コースを取る場合、その単位は編入できないので、時間とお金を無駄にします。また、TOEFLの点数が低いと、コミュニケーションが取れなかったり、授業についていけず成績を落としたりする可能性が高くなります。ですから、語学学校を経由する以外は、コミカレ入学に必要なTOEFLのスコアに関わらず、60点前後は取得してからのコミカレ入学をお勧めします。

  5. 立地

    コミカレに入学する際に場所を気にする人がいるかもしれません。都会がいい、田舎がいいなどなど。都会にあるコミカレに行った場合、休みの日に街に出て遊ぶことができるかもしれません。その反面田舎だと車がない限り、年に行くことはほぼ不可能となります。田舎のコミカレは暇すぎて嫌になるからやめておけ、という人もいます。僕はテキサスのど田舎にあるコミカレに行きましたが、田舎を選んでよかったかなと思います。遊びに行くことはできませんが、何もすることがないため勉強に集中することができました。大学生なので遊びたい気持ちもわかりますが、コミカレの二年間くらい遊ばなくてもいいかなって思いました。遊ぶ場所もないので、娯楽にお金が全くかからないというメリットもあります。僕は日本では東京に住んでいるので、初めは田舎暮らしが心配でしたが、慣れればなんていうことはありません。これは人それぞれなので、自分に合った方を選んだ方がいいと思います。

  6. 住居

    留学して困ることに住むところが決められないってことがあります。大学の場合、寮が併設されていることがほとんどですが、コミカレは寮がないことが多いです。それはコミカレは地元民向けに作られているので、寮に住む人がそんなに多くないからだと思います。僕がコミカレを探す時、寮があることを絶対条件としていましたが、カリフォルニアのコミカレに寮があるところはなかなか見つけられませんでした。テキサス州には寮があるコミカレがたくさんあります。寮に住むといいことは、寮から学校が近いことが多いため通学に時間がかからない、その時間を勉強に当てられる、寮で友達が作りやすいなどがあります。また、寮都学校の往復だけなので、治安の面でも安全かと思います。寮費、食費も一年間で60万円ほどと、生活費と考えればかなり安いと思います。だから、寮があるコミカレをお勧めします!

  7. Phi Theta Kappa (PTK) の支部があるかどうか

    これは個人的には絶対に外せない項目だと思っています。PTKについては後ほど詳しくお話ししますが、成績優秀者のための組織です。PTKに入っていると、大学に編入する際、奨学金がもらえたり、州内授業料が適用されたりします。

 

次回はテキサス州にあるコミカレについて紹介したいと思います。