アメリカ留学で編入奨学金をもらう方法

前回の投稿から時間が経ってしまいごめんなさい(TT)。

海外に正規留学する場合、学費は日本の大学とは比べ物にならないくらい高いです。とくにアメリカの大学の場合、アメリカ人でも年間200万円以上が学費にかかります。留学生の場合は、およそその3倍の学費がかかります。

ほとんどの人ができるだけ費用をおさえて留学したいと思っているはずです。そこで考えつくのが奨学金。

しかし、インターネットなどを使って奨学金についての情報を集めていると、

「アメリカの留学生は奨学金をもらえない。とくにコミュニティカレッジに留学する場合は奨学金がもらえない。」

という情報がたくさんありますが、それらはほぼほぼ嘘です。まあ、留学先や州などによって多少違いがあるとは思いますが、留学生だからって奨学金がもらえないことはありません。

僕は実際にコミカレから奨学金をもらっていましたし、University of Texas at Dallas(テキサス大学ダラス校)に編入する場合は奨学金がもらえることになっています。過去の記事でコミカレでも奨学金がもらえることをお伝えしていますので、ぜひ参考にしてみてください。

コミカレでも奨学金は貰える!

この記事の内容

  • 編入奨学金をもらう方法
  • 編入奨学金はどれくらいもらえるのか
  • 編入奨学金をもらうと州内授業料になるのか

前置きが長くなってしまいましたが、今回は「アメリカのコミカレから四年制大学への編入時に奨学金をもらう方法」をご紹介します。

僕はテキサス州のコミカレに通っていたので、テキサス州の大学に編入することを前提としてお話しします。

編入奨学金をもらう方法

まずは、どのようにしてこの編入奨学金をもらえるのかを説明します。

コミカレ在籍時に「Phi Theta Kappa(PTK)」という組織に所属している必要があります。PTKはHonor Societyの一つでボランティア組織のようなものです。

しかし、PTKに入るための条件があります。それは「コミカレのGPAが3.5以上」であることです。コミカレでGPA3.5以上をキープすることは難しいことではありません。僕の知っている留学生の9割はGPA3.5以上です。つまり、PTKは成績優秀者の組織ということになります。PTKに所属していると、コミカレから大学に編入するときはPTKの証明書を提出すれば編入奨学金がもらえます。ただ、ここで覚えておいて欲しいのが、

「すべての大学がこのPTKの編入奨学金を適用しているわけではない。」

ということです。テキサス州の州立大学に編入するなら、この編入奨学金がほぼもらえます。

Phi Theta Kappaのウェブサイトに行けば、PTK編入奨学金がもらえる大学を調べることができます。PTKのウェブサイトはこちら

編入奨学金はどれくらいもらえるのか

コミカレから四年制大学への編入時にどれくらい奨学金がもらえるのでしょうか。

Phi Theta Kappaのメンバーならコミュニティカレッジから四年制大学(すべての大学ではありません)に編入した場合に、$1,000の編入奨学金がもらえます。

留学生の場合、そもそもの授業料が$30,000以上であることがほとんどなので、$1,000ぽっちじゃ足りないかもしれませんが、もらっておいて損をすることはありません。

編入奨学金をもらうと州内授業料になるのか

テキサス州以外の州立大学はわかりませんが、テキサスの州立大学の場合ある条件を満たせば、留学生でも州内授業料で大学に通うことができます。

その条件とはCompetitive Scholarshipをもらっていることです。UTアーリントンやUTダラスの場合は、合計$1,000のCompetitive Scholarshipをもらっている留学生は州内授業料になります。

そちらについてはこれらの記事を参考にしてください。

しかし、テキサスの州立大学でとても有名なTexas A&M University(テキサスA&M大学)の場合、$4,000のCompetitive Scholarshipをもらっていないと州内授業料にはなりません。

これは留学生がよく勘違いをすることのなのですが、Phi Theta Kappaの編入奨学金をもらったからと言って、その大学に州内授業料で通えるのではありません。たしかにPTKの編入奨学金も州内授業料のために必要なCompetitive Scholarshipも$1,000と同じなので、間違えてしまう留学生がたくさんいます。そもそもPTKの編入奨学金はPTKメンバーなら誰でももらえるので、Competitiveでも何でもありません。

Competitive ScholarshipはGPAやレジュメなどを参考にして付与されるかが決まるのでPTKの編入奨学金とは別物です。大学によってはPTKの編入奨学金で州内授業料になることもありますが、ほとんどの大学はそれを認めていません。

僕の場合、UTAやUTDに編入した場合、PTK編入奨学金$1,000をもらえることになっています。UTAに編入した場合は州内授業料、UTDに編入した場合は留学性授業料とPTKの編入奨学金が関係ないことがわかります。

まとめ

今回は、コミカレ在籍時にPhi Theta Kappaという組織に所属していれば、四年制大学に編入したときに編入奨学金がもらえる、ということを紹介しました。この奨学金は州内授業料適用のためのCompetitive Scholarshipとは別物なので注意してください。後日あらためてPhi Theta Kappaについての記事をあげる予定です。

以上、Trinity Valley Community College(トリニティバレー小ミュニティカレッジ )卒業のTakutoでした!