Johns Hopkins University(ジョンズホプキンス大学)の結果は?
世界中でCOVID-19が流行っていますが、その感染者数の統計を出している大学ってどこだか知っていますか?
Johns Hopkins Universityっていう名門私立大学です。ジョンズ・パンプキンでもポプキンスでもなく、ジョンズ・ホプキンス大学です。
もしかしたら日本だとあまり知られていないかもしれませんが、アメリカだとIvy League(アイビーリーグ)と同じくらいの知名度、場合によってはそれ以上有名で名門の大学です。
Johns Hopkins Universityについて
ジョンスホプキンス大学はBaltimore, MD(メリーランド州ボルチモア)にある私立大学です。
ボルチモアは治安が悪いことでも有名です。なぜか大学があるのに治安が悪い。大学のある街は比較的治安の良いところが多いところがします。
実業家Johns Hopkins(ジョンズ・ホプキンス)の遺産をもとに1876年に設立されました。看板学部なんといっても医学部でしょう!世界で見ても随一の医学部があり、さまざま新しい医学を作り出してきました。ジョンス・ホプキンス病院が併設されていて、こちらは世界で最も優秀な病院だとされています。
ジョンズ・ホプキンス大学はStanford University(スタンフォード大学)やDuke University(デューク大学)、Rice University(ライス大学)と同じくヒドゥンアイビーに数えられます。
Jonhs Hopkins UniversityのWebサイトはこちら。
ランキング
- Times Higher Educationによる世界大学ランキング2020年版ではなんと12位にランクイン。すぐ近くの順位にはアイビーリーグの1柱、University of Pennsylvania(ペンシルバニア大学)や世界No.1の公立大学、University of California, Berkeley(カリフォルニア大学バークレー校)などがあります。日本の東京大学が36位なので相当優秀なことがわかると思います。
THEがジョンズ・ホプキンス大学について紹介しているのはこちら。
ちなみにTHEのこちらのページによると医学部は世界で7位だそうです。 - QS Top Universitiesによるとジョンズ・ホプキンス大学は24位。東京大学が22位です。
QSのこちらのページによると看護学部が世界3位、医学部が世界5位と医療関係の学部が非常に優秀なことがわかります。 - US Newsが発行しているアメリカ国内の大学ランキングではジョンズ・ホプキンス大学は10位です。
そのほかにも世界最古のSchool of Public Health(公衆衛生大学院)を保有し、US NEWSで大学ランキングが発表されて以来常に1位の位置を守り続けています。医学部も10年以上も1位。
ジョンズ・ホプキンス大学、特に医療関係が非常に優秀なことがお分かりいただけたかと思います。
費用
ジョンズ・ホプキンス大学は私立大学なのでアメリカ国民も留学生も基本的に同じ授業料です。ただ、名門私立大学なので授業料は非常に高いです。
こちらによりますと、授業料は学部にもよりますが、1年間で$51,077から$55,350かかります。
このページによると、授業料や生活費、その他諸々を含めて、年間$74,698かかるらしいです。日本円だと約800万円($1=108円換算)かかります。
非常に高額でとても払える額ではありません。
奨学金
もしあなたがアメリカ人の場合FAFSAを申請すれば奨学金などをもらうか、お金を借りるかしてジョンズ・ホプキンス大学に通えるかもしれません。
しかし、留学生の場合はもちろんアメリカ政府が奨学金を出してくれるわけがありません。そもそも、アメリカ政府は、留学生は十分な資金を準備できている、と考えていますので、資金援助などは一切してくれません。
それでも、留学生でもジョンズ・ホプキンス大学に安く、もしかしたらタダで通えるかもしれません!限りなく0に近い可能性ですが…。
ジョンズ・ホプキンス大学は留学生にはNeed-aware(ニード・アウェア)を適用しています。これは出願するときに、学校にかかる費用のうち、いくら家計から出せるか、いくら学校に出してもらいたいか、を所定の書類に記入して大学に提出します。もし受かった場合は、自分が記入した金額(家計で出せる額)だけを大学側に支払えば良いのです。もし、家計で1円も出せないと申告して合格した場合は、ただで大学に通うことができるということです。
しかし、大学側は大学がその生徒のためにいくらお金をださなくてはならないのか、を選考基準の1つにします。もちろん、学校にかかる費用をすべて自分で払える生徒と、学校に全て出してもらいたい生徒では、前者の方が合格しやすくなります。大学にお金を出してもらいたい場合は、他の生徒よりその分秀でていなくてはなりません。
僕もニード・アウェアを使ってジョンズ・ホプキンス大学に出願しました。
Johns Hopkins Universityに出願した理由
ジョンズ・ホプキンス大学に出願したのは、ちょうど他の大学への出願準備をしているときに1通のメールが届いたからでした。
このメールの内容をまとめると
ジョンズ・ホプキンス大学に興味ないですか?ジョンズ・ホプキンス大学ならたくさんのコースからあなたにあった物を見つけられます。12単位以上もっていて、その成績がC以上であれば出願できます。興味があったら出願してみてください。
ということです。
このメールはたくさんの成績が良い生徒の元に届いていると思うので、そこまですごいことではないと思います。
しかし、せっかくメールをもらったので僕はジョンズ・ホプキンス大学に興味が湧きました。たぶん、私立大学なら授業料を肩代わりしてくれるところもあったはず、と思った僕は、ジョンズ・ホプキンス大学のサイトで先ほどのニード・アウェアの情報を見つけました。これを使えば万が一受かった場合費用を払える、と思ってジョンズ・ホプキンス大学のコンピュータサイエンス学科に出願しました。
このとき僕は、1年間に200万円なら自分で払えるから大学には残りの600万円は出して欲しい、ということを書類で提出しました。他の生徒が平均どれくらいの額を援助してもらっているのかは知りませんが、僕個人としてはかなり欲張ったかなと思います。もしも合格したら、これは本当にすごいことだと思っていました。
出願後、合格発表まで3ヶ月ほどかかるということでした。
そして現地時間5月15日午後3時、合否の通知がメールで届きました。
結果はもちろん不合格でした。多額の援助を必要としたことが大きな原因だと思いますが、その他にも課外活動などがたりなかったのも不合格の要因だと思います。
これらの有名私立大学に編入する生徒はGPA4.0で課外活動などでも非常に優秀である必要があると思います。
つまり、学校の成績が良いだけではダメなのです。
合格できたらもちろん嬉しかったと思いますが、この結果に不満はありません。
まとめ
今回はJohns Hopkins University(ジョンズ・ホプキンス大学)に出願していたよ、ということをお伝えしました。惜しくも結果は不合格でしたが、良い経験になったと思います。
以上、Trinity Valley Community College(トリニティバレーコミュニティカレッジ)を卒業したばかりのTakutoでした!